TexStylist

Fashion Glossaryファッション用語集 / アイテム
コート

コート

コートとは、身体を保護し温かさを保つために、衣類の上から羽織る長めの上着を指します。語源はラテン語の「cortem(覆うもの)」に由来し、中世ヨーロッパで防寒や階級を示す装いとして発展しました。現代では、防寒・防風・防雨などの機能を持ちながら、ファッション性の高いアウターウェアとして広く用いられています。

デザインやディテールには、用途や文化に応じた多様性があります。代表的なスタイルには、ベルト付きでクラシックなトレンチコート、厚手のウール素材を使用したチェスターコート、フード付きのダッフルコート、保温性に優れたダウンコートなどがあります。前合わせはシングルまたはダブルが基本で、ラペルやフード、カフス、ベント、裏地などの構造もデザインを左右する要素となります。

着用シーンは、季節やTPOに応じて幅広く、秋冬の通勤スタイルや冠婚葬祭、カジュアルな外出時などに活用されます。また、素材やシルエットによっては春先や梅雨時の軽量コートも選ばれ、機能性と装飾性を兼ね備えたアイテムとして人気があります。

本ページでは、「コート」に関連する用語を50音順に掲載しておりますので、各種コートの種類や特徴を知るための参考にご活用ください。

あ行

アルスター

アラスカンコート

インバネスコート

イブニングコート

オーバーコート

か行

外套

カーコート

カソック

カッパ

カナディアンコート

カバートコート

カメラマンコート

キモノコート

キャリックコート

キルティングコート

グレートコート

クローク

ケープ

コクーンコート

コーチマンズコート

コーディガン

コート

さ行

サイクルコート

シューティングコート

シュノーケルコート

ショートコート

ジレコート

スタジアムコート

ステンカラーコート

ストームコート

スパニッシュコート

スプリングコート

スペクテーターコート

スモックコート

スリッカー

た行

タイロッケン

ダスターコート

ダッフルコート

チェスターフィールドコート

テディベアコート

テロンチコート

テントコート

トグルコート

トッパーコート

トリミングコート

ドレッシングガウン

トレンチコート

ドンキーコート

な行

ナポレオンコート

ノーカラーコート

は行

ハドソンベイコート

ハーフコート

バルマカーン

バレルコート

ピーコート

ファーコート

ファンシーコート

フィールドコート

ブランケットコート

プリンセスコート

フロックコート

ベンチコート

ボアコート

ポケッタブルコート

ボックスコート

ポロコート

ポンチョ

ま行

マキシコート

マッキノー

マント

モッズコート

モーニングコート

ら行

ライナーコート

ラグランコート

ラップコート

ラボラトリーコート

ランチコート

リバーシブルコート

レインコート

ローデンコート

ロングコート

あ行

アルスター(ulster):コート

アルスターコートは19世紀後半にアイルランドのアルスター地方で生まれたロング丈の防寒用コートで、名前はその地名に由来します。重厚で丈夫なウール素材が使われ、厚手のツイードやフランネルで仕立てられることが多いです。特徴的なのはゆったりしたシルエットと大きな襟、ケープのように肩を覆う二重構造のデザインで、雨や風を防ぐ機能性が高いです。かつては紳士のフォーマルな外出着として人気があり、現代でもクラシックな装いに用いられます。ビジネスシーンや冬の街歩きに最適で、ヴィンテージ感のある佇まいが魅力です。

アラスカンコート(alaskan coat):コート

アラスカンコートは寒冷地アラスカでの防寒用として発達したコートで、その名が示すように極寒地対応が最大の特徴です。ダウンや厚手のファーを贅沢に使用し、防風性と保温性に優れています。フードにボリュームのあるファーやフェイクファーをあしらうことが多く、顔周りを寒風から守る機能的なデザインが特徴です。アウトドアや極寒地での着用を想定しながらも、近年はファッションアイテムとしても人気が高まっています。カジュアルな冬のお出かけに重宝され、暖かさと存在感を兼ね備えた逸品です。

インバネスコート(inverness coat):コート

インバネスコートは19世紀スコットランドのインバネス地方に由来するケープ付きのコートで、シャーロック・ホームズの象徴的な衣装としても知られています。特徴は肩にかかるケープ状のショルダーガードで、動きやすさと防風性を両立。生地は厚手のウールが一般的で、ダブルブレストやシングルブレストのタイプがあります。フォーマルな場からカジュアルまで対応し、レトロな英国風のクラシカルな雰囲気が魅力。冬の街歩きや屋外イベントなどで存在感を放つコートです。

イブニングコート(evening coat):コート

イブニングコートは正式な夜の装いに合わせる短めのフォーマルコートで、タキシードやディナージャケットの上に羽織ることを想定して作られています。主にブラックまたはダークカラーのウールやベルベット素材を使用し、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。丈はヒップから太ももあたりまでと短く、ドレスコードの厳しいパーティーやオペラ鑑賞、晩餐会での着用に適しています。軽やかでエレガントな外観を保ちながら、防寒も兼ね備えています。

オーバーコート(overcoat):コート

オーバーコートはスーツやジャケットの上に着るための防寒用ロングコートで、伝統的な男性用フォーマルウェアの代表格です。ウールやカシミヤなどの厚手素材で作られ、膝丈からそれ以上の長さが主流。シングルまたはダブルのブレストで、洗練されたシルエットを保ちながら暖かさを提供します。ビジネスシーンを中心に冬季の外出着として重宝され、素材や色味によってカジュアルにも対応可能。クラシックなデザインが多く、時代を超えて愛される定番コートです。

か行

外套(overcoat):コート

外套は「オーバー(over)」と「コート(coat)」が合わさった名称で、スーツやジャケットの上に着るための長丈の防寒用コートを指します。一般的に膝丈以上で、重厚なウールやカシミヤを素材とし、フォーマルからビジネス、カジュアルまで幅広く対応。ダブルブレストやシングルブレストのデザインが多く、洗練されたシルエットを持ちます。防寒性と上品さを兼ね備え、冬季の外出に最適。クラシックな紳士服の必需品で、素材やカットの違いで多様なスタイルが楽しめます。

カーコート(car coat):コート

カーコートは車の運転時の防寒を目的に20世紀初頭に開発されたコートで、名前は「車(car)」から由来します。丈はヒップや太ももまでの短めで、動きやすさを重視。ウールやギャバジン素材が一般的で、シンプルなシングルまたはダブルブレスト仕様。エポレットや大きなポケットが特徴的で、実用性に富みます。現代ではカジュアルなアウターとして人気があり、日常の街着やドライビング、アウトドアに適しています。

カソック(cassock):コート

カソックは主に宗教者が着用するロングコート状の衣服で、その名称はラテン語「casa」(小屋、部屋)に由来するとされます。シンプルなロング丈で、前面にボタンがずらりと並び、黒や濃紺が主流。ウールや厚手の生地で作られ、宗教的な格式を象徴。日常の教会内外での儀式や公的行事で使用されるため、機能よりは儀礼性と象徴性が重要視されます。近年はファッションアイテムとしても一部で注目されています。

カッパ(capa):コート

カッパはスペイン語由来の名称で、元々は肩から腰までを覆うマントやケープ形状の上着を指します。多くは防水加工された素材を用い、雨天時の簡易な防護として使われてきました。ゆったりとしたシルエットで、袖のないものが一般的。機能的には悪天候時の雨具として最適ですが、ファッションとしてのカッパはモダンなデザインも多く、雨の日の通勤やアウトドアシーンで使われます。軽量で携帯しやすい点も特徴です。

カナディアンコート(canadian coat):コート

カナディアンコートはカナダ発祥のアウトドア用防寒コートで、極寒に耐えるため厚手のウールやダウンを用います。名前はカナダの厳しい冬の気候に由来。丈はヒップから膝程度まであり、ダブルブレストの重厚感あるデザインが多いです。大きな襟やフードを備え、風雪から身体を守る機能性が高い。登山やハイキング、日常の防寒着として幅広く使われ、アウトドアシーンに特化したスタイルが魅力的です。

カバートコート(covert coat):コート

カバートコートは19世紀のイギリスで猟師向けに開発されたコートで、名前は「覆い隠す」を意味する「cover」から派生。丈夫なツイード素材を用い、通気性と耐久性に優れています。丈は膝上程度で、シングルブレストが基本。襟元にコーデュロイや別素材が使われることも多く、カジュアルかつエレガントな雰囲気。フィールドジャケットの原型ともされ、都会のビジネスやカジュアルシーンでも人気の定番アウターです。

カメラマンコート(cameraman coat):コート

カメラマンコートは報道カメラマンや写真家向けに設計された多機能コートで、複数の大きなポケットを備えるのが特徴。名前はそのままカメラマン用という意味合いです。耐久性と動きやすさを重視し、ウールやコットンブレンドの厚手素材で作られています。寒冷な野外や長時間の撮影時に重宝し、ポケットに機材や小物を収納可能。実用的なデザインはアウトドアやカジュアルスタイルとしても好まれています。

キモノコート(kimono coat):コート

キモノコートは日本の伝統衣装「着物」のデザイン要素を取り入れたコートで、その名称は直訳的です。ゆったりした袖と前合わせの構造が特徴で、帯の代わりにベルトや紐で留めることが多いです。素材はウールやカシミヤ、シルク混紡が一般的。和のエッセンスを活かしつつモダンなデザインが多く、普段着やセミフォーマルに適します。和装の上に羽織るほか、洋服とのミックスコーデにも人気があります。

キャリックコート(carrick coat):コート

キャリックコートはスコットランド起源の伝統的なウールコートで、名前は「キャリック地方」に由来します。ゆったりとしたフィット感で、ラペルや大きな襟、シングルまたはダブルのブレストが特徴。ウールやツイード素材で防寒性が高く、上品なクラシカルデザインです。元来はフィールドウェアでしたが、現代ではカジュアルかつフォーマルな冬のアウターとして親しまれています。

キルティングコート(quilting coat):コート

キルティングコートは表面にダイヤモンドや格子状の縫い目が施されたコートで、名前は「キルティング(quilt)」技法に由来します。中綿入りで保温性が高く、軽量で動きやすいのが特徴です。ナイロンやポリエステル素材が多用され、カジュアルからアウトドア、通勤まで幅広い用途に対応。撥水加工や防風機能を持つことも多く、実用性とファッション性を兼ね備えています。

グレートコート(great coat):コート

グレートコートは軍用の長丈コートとして発展したアイテムで、その名は「大きなコート」を意味します。重厚なウール製で、膝下や足首までのロング丈が特徴。ダブルブレストで大きなラペル、しっかりしたボタンが装飾的。防寒と防風に優れ、戦場や極寒地での使用を想定して作られました。現在はミリタリーテイストのファッションアイテムとしても人気が高い、存在感のあるコートです。

クローク(cloak):コート

クロークは袖のないマント状のアウターで、中世ヨーロッパを起源とします。名前は古フランス語「cloque」(覆い)に由来。ゆったりと身体を覆い、フードや襟付きのデザインが多いです。素材はウールやベルベットが伝統的で、フォーマルからコスチューム、現代ファッションまで幅広く用いられます。軽装に羽織るだけで優雅な印象を与え、雨や風除けにも機能的です。

ケープ(cape):コート

ケープは袖なしで肩から腰や膝まで覆うマント状のアウターで、名前はフランス語由来です。ゆったりとしたシルエットが特徴で、ファッションアイテムとして多様にアレンジされます。防寒性と動きやすさを両立し、秋冬のカジュアルやフォーマル両方で活躍。素材はウールやカシミヤが主流で、ボタンやリボンで留めるタイプが多いです。エレガントかつ個性的なコートとして人気があります。

コクーンコート(cocoon coat):コート

コクーンコートは丸みを帯びた膨らんだシルエットが特徴のコートで、その名は「繭(cocoon)」の形状に由来します。肩から裾にかけてゆるやかに丸みを持たせ、身体を包み込むようなデザインが独特の存在感を放ちます。素材はウールやカシミヤなど保温性に優れたものが多く、暖かさとファッション性を両立。モダンかつフェミニンな印象を与え、街着やオフィス、フォーマルな場面でも活用されます。軽快で動きやすい点も魅力です。

コーチマンズコート(coachman's coat):コート

コーチマンズコートは19世紀の馬車の御者(coachman)が着用したことに由来するコートです。丈夫なウール素材で、防寒性を重視しながらも動きやすさに配慮したデザイン。丈は膝丈かそれ以上が多く、ゆったりとしたシルエットが特徴です。ボタンやベルト使いで風の侵入を防ぎ、実用性が高いことからアウトドアやカントリースタイルに適しています。歴史的背景からクラシカルな雰囲気が漂います。

コーディガン(coadigan):コート

コーディガンは「コート」と「カーディガン」の合成語で、コートの機能性とカーディガンの着心地の良さを兼ね備えたアウターです。軽量で柔らかい素材を用い、ゆったりとしたシルエットが特徴。着脱しやすく、重ね着にも適しているため、春秋の軽い防寒や室内での羽織物として人気があります。デザインはシンプルながらもモダンで、カジュアルからオフィススタイルまで幅広く使えます。

コート(coat):コート

コートは英語の一般名詞として、外出時の防寒着全般を指します。歴史的には中世ヨーロッパの上着が起源で、多種多様な形態があります。基本的に長袖で、丈はショートからロングまで様々。ウールやカシミヤ、ナイロンなど素材も幅広く、シングル・ダブルブレスト、襟付きやフード付きなど多彩なデザインが存在します。日常の防寒からフォーマルまで用途は多様で、季節を問わずファッションの重要なアイテムです。

さ行

サイクルコート(cycle coat):コート

サイクルコートは、自転車乗りのために設計されたコートで、その名称は「サイクル=自転車」から来ています。特徴は動きやすさと防風・防水性に優れている点で、背中が長めに設計されているものが多く、座った際に裾がめくれにくい仕様です。素材は撥水加工されたウールや合成繊維を使うことが多く、襟元は立てやすく風の侵入を防ぎます。通勤や街乗りに適しており、カジュアルながら機能的なアウターとして重宝されます。自転車を使うビジネスマンや都市生活者に人気です。

シューティングコート(shooting coat):コート

シューティングコートは、もともとイギリスの狩猟や射撃(シューティング)用の防寒具として作られたコートです。耐久性の高いウールやキャンバス素材で、肩部分には補強のパッチやエルボーパッチが付くことが多いのが特徴。動きやすさと保温性を兼ね備え、丈は膝丈程度が主流です。アウトドアやカントリースタイルの定番アイテムとして人気があり、機能性とクラシカルなデザインが魅力。現代ではファッションとしても取り入れられています。

シュノーケルコート(snorkel coat):コート

シュノーケルコートは、冷戦時代の米軍が採用したことで知られるミリタリーコートで、その名前はフードの形状がシュノーケル(潜水具)に似ていることから由来します。大きなフードが特徴で、顔まわりをすっぽり覆い寒風や雪から守ります。厚手のウール素材で保温性に優れ、フード内側にフェイクファーが付いていることが多いです。冬の極寒地やアウトドア、カジュアルな防寒着として愛用されており、ミリタリーテイストのファッションアイテムとしても人気があります。

ショートコート(short coat):コート

ショートコートは、その名の通り丈が短めのコートで、腰やヒップまでの長さが一般的です。軽快で動きやすく、春秋のアウターとして多く用いられます。素材はウール、トレンチ素材、ナイロンなど多様で、デザインもシンプルなものからボタンやジッパーが特徴的なものまで幅広いです。普段使いに適しており、カジュアルからビジネスカジュアルまで対応可能。季節の変わり目に重宝するアイテムです。

ジレコート(gilet coat):コート

ジレコートは、ジレ(ベスト)とコートを融合させたデザインのアウターで、袖なしのロングベスト型が特徴です。コートの暖かさとジレの軽快さを兼ね備え、インナーやアウターとのレイヤードが楽しめます。素材はウールやカシミヤ、フェイクファーなどが多く、秋冬のコーディネートのアクセントに最適。動きやすく、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで活用可能。トレンド性の高いアイテムです。

スタジアムコート(stadium coat):コート

スタジアムコートは、スポーツ観戦や屋外での使用を想定した機能的なコートで、その名称は「スタジアム=競技場」に由来します。防寒性、防風性を重視しつつ、動きやすい軽量設計が特徴です。素材はナイロンやポリエステルが多く、防水加工が施されているものもあります。カジュアルなスポーツスタイルに最適で、秋冬のアウトドアやイベント観戦、普段着としても広く愛用されています。

ステンカラーコート(soutien collar coat):コート

ステンカラーコートは、シンプルな襟(ステンカラー)を持つクラシカルなコートで、名前はフランス語の「soutien(支える)」から来ています。襟が折り返されず直立しているのが特徴で、スマートで洗練された印象を与えます。素材はウールやカシミヤが主流で、防寒性に優れています。ビジネスシーンに最適で、スーツやドレススタイルとも相性が良い。長く愛される定番コートの一つです。

ストームコート(storm coat):コート

ストームコートは、荒天や強風から身を守るために作られた防風・防水性の高いコートで、その名前は「storm(嵐)」に由来します。撥水加工された厚手の素材が使われることが多く、フードやベルト付きで風の侵入を防ぎます。丈は膝丈からロング丈まで様々で、アウトドアや悪天候時の必需品です。機能的でありながらもシンプルなデザインで、普段使いにも適しています。

スパニッシュコート(spanish coat):コート

スパニッシュコートは、スペイン発祥の伝統的なスタイルに由来し、華やかな装飾やフリル、ケープ風のディテールが特徴です。素材はベルベットやウールが用いられ、伝統的な民族衣装の影響を感じさせます。主にフォーマルや舞踏会など特別な場で着用され、エレガントで情熱的な印象を与えます。ファッション性が高く、ステージ衣装やイベントでも人気のあるコートです。

スプリングコート(spring coat):コート

スプリングコートは、春の気候に合わせて作られた軽量のコートで、名前の通り季節の変わり目に最適です。素材は薄手のウールやトレンチ素材、コットンなどが多く、通気性や撥水性を備えたものもあります。丈はショートからミディアム丈まで様々で、明るいカラーやパステル調のデザインも多いです。通勤やお出かけ、カジュアルなシーンに幅広く使え、季節感を演出します。

スペクテーターコート(spectator coat):コート

スペクテーターコートは、アメリカのゴルフウェアに由来する、ツートーンカラーが特徴のコートです。主に白と黒、または茶色とクリーム色のコントラストが強調され、モノトーンやヴィンテージ感のあるデザインが魅力。素材はウールやコットンが多く、丈はショートからミディアム丈。レトロでクラシカルな雰囲気を持ち、ゴルフシーンはもちろん、ファッション性の高いカジュアルウェアとして人気があります。

スモックコート(smock coat):コート

スモックコートは、元々は農作業用の作業着として使われたゆったりとしたコートで、「スモック=作業着」に由来します。特徴は胸元に大きなポケットがあり、ゆとりのあるシルエットで動きやすいこと。素材は丈夫なコットンやキャンバスが使われ、カジュアルでラフな印象です。アウトドアやワークウェアとしての用途が多いですが、近年はファッションアイテムとしても注目され、ストリートスタイルにもマッチします。

スリッカー(slicker):コート

スリッカーは、主に防水性を目的として作られたレインコートの一種で、その名称は英語の「slick(滑らかな)」に由来します。特徴的なのは、ゴム引きやビニール加工が施された光沢のある生地で、水を弾き、雨天時でも衣服を濡らさず快適に保つ点です。丈は膝丈からロング丈まで幅広く、フードやボタン・スナップ留めが付いていることが多いです。元々は農業や漁業、アウトドア作業などの悪天候下での作業用防水具として開発されましたが、現在ではタウンユースでも用いられ、カジュアルなレインウェアとして人気があります。また、その独特の光沢感やクラシカルなシルエットがファッションアイテムとしても注目されています。軽量でありながら高い防水性能を持ち、梅雨や秋冬の雨天対策に最適です。コートの下に重ね着もしやすく、機能性とデザイン性を兼ね備えた実用的なアウターと言えます。

た行

タイロッケン(tielocken):コート

タイロッケンはドイツ語の「Tie(結ぶ)」と「Locken(留める)」に由来し、前身頃を紐やベルトで結ぶデザインが特徴のコートです。中世ヨーロッパで外套の一種として発展し、ゆったりとしたシルエットとフード付きが多いのが特徴です。防寒性が高く、伝統的なデザインは現代のカジュアルファッションでも人気。日常の防寒着としてだけでなく、コスチュームやクラシックなスタイルを好む場面で着用されます。厚手のウール素材が一般的で、耐久性も優れています。歴史的背景を感じさせる重厚な雰囲気が魅力です。

ダスターコート(duster coat):コート

ダスターコートは19世紀末の馬車乗りがほこり(dust)から服を守るために着用したことから名付けられました。薄手で長めの丈、前開きで動きやすい作りが特徴。軽量なキャンバスやコットン素材が多く、雨風を防ぎつつ動きやすいのが利点です。現代ではアウトドアやカジュアルシーンに適し、春秋のアウターとしても重宝されます。自由なスタイルで着こなせる点が人気の秘密です。

ダッフルコート(duffle coat):コート

ダッフルコートはベルギーのダッフル地方で作られた厚手のウール生地が由来。特徴はトグルボタンとフード付き、ざっくりとした厚手ウールで防寒性が非常に高いこと。英国海軍が採用し、その後ファッションにも広まりました。冬のカジュアルからきれいめまで幅広い着用シーンに適し、温かさとレトロな雰囲気が魅力です。丈夫で長持ちするため、世代を超えて愛用される定番コートです。

チェスターフィールドコート(chesterfield coat):コート

チェスターフィールドコートは19世紀イギリスのチェスターフィールド伯爵に由来するエレガントなロングコート。シングルまたはダブルブレストで、細身のシルエットと滑らかな素材使いが特徴。フォーマルな場面に最適で、ビジネスやパーティーシーンでよく見られます。毛織物で仕立てられ、襟元にはベルベットやサテンを使うことも。洗練されたデザインがクラシックかつ現代的な印象を与えます。

テディベアコート(teddy bear coat):コート

テディベアコートはぬいぐるみのテディベアのような、もこもこでふわふわとしたボア素材が特徴のコート。保温性が高く、見た目にも愛らしい暖かさを演出します。近年ファッションアイテムとして人気が急上昇し、カジュアルな日常使いに適しています。ボリューム感があり、寒い冬の防寒着としてだけでなく、トレンド感のあるスタイルを楽しみたい時におすすめです。素材感が柔らかいため動きやすく、リラックス感も魅力です。

テロンチコート(teronch coat):コート

テロンチコートは「トレンチコート」の変種で、より柔らかく軽やかな素材感が特徴。伝統的なトレンチのディテールを保ちつつ、現代的なアレンジが加えられています。薄手のコットンやポリエステル素材が用いられ、春や秋の軽い防寒着に最適。ベルトやストームフラップなどクラシックな意匠を持ちながらも、カジュアルにもフォーマルにも着回せる汎用性の高さが魅力です。

テントコート(tent coat):コート

テントコートは、その名の通りテントのようにゆったりとしたAラインのシルエットが特徴。裾が広がり、風通し良く快適に着用できるため、レインコートや春秋の軽いアウターとして人気です。前開きでシンプルなデザインが多く、動きやすさと防風性を両立。ファッション性も高く、フェミニンからメンズライクまで幅広いスタイルに対応します。軽量素材が使われることが多く、重ね着にも適しています。

トグルコート(toggle coat):コート

トグルコートは、前立ての留め具に木製や角製のトグルボタンを用いたコートで、通称ダッフルコートの一種とされます。留め具の特徴的なデザインが視覚的アクセントになり、カジュアルで親しみやすい印象。厚手のウール生地で冬の防寒に優れ、フード付きが一般的です。トグルの開閉は手袋をしたままでも操作しやすく、機能性とデザイン性を兼ね備えています。年代を問わず愛されるクラシックアイテムです。

トッパーコート(topper coat):コート

トッパーコートは19世紀のイギリスで乗馬や馬車の際に羽織られた軽い外套が起源。ショート丈でシンプルなシルエットが特徴で、フォーマルからカジュアルまで幅広く使われます。上品なウールやカシミヤ素材が多く、オーバーコートの下に重ねる場合も。時代を超えたエレガンスを持ち、現代のビジネスや日常着としても活用される定番コートの一つです。

トリミングコート(trimming coat):コート

トリミングコートは装飾的なトリム(縁取りや装飾)が施されたコートを指し、華やかさや個性を演出。レース、ファー、刺繍など様々な素材が用いられ、デザインの幅が広いのが特徴です。フォーマルな場面やファッションイベントに適し、着る人の個性を際立たせます。トリムの施し方によって印象が大きく変わるため、選ぶ楽しみも多いアイテムです。

ドレッシングガウン(dressing gown):コート

ドレッシングガウンは家庭内でリラックス時に羽織るガウン型のコートで、その名称は「着替え用のガウン」を意味します。柔らかく軽い素材で作られ、ゆったりとした着心地が特徴。バスローブのようにリラックスシーンで使われることが多く、家での快適さを追求したアイテム。近年はカジュアルな外出用としてもデザイン性の高いものが登場し、部屋着から街着まで幅広く対応しています。

トレンチコート(trench coat):コート

トレンチコートは第一次世界大戦時の軍用コートをルーツとし、「trench=塹壕」から名付けられました。防水性のあるギャバジン素材を使い、ベルトやエポレット、ストームフラップなど多機能なディテールが特徴。軽量で動きやすく、雨風から身を守る実用性の高さと洗練されたシルエットが魅力です。フォーマル・カジュアル問わず幅広いシーンで活躍し、季節の変わり目の定番アウターとして人気です。

ドンキーコート(donkey coat):コート

ドンキーコートはイギリスの労働者階級が着用した厚手のワークコートで、耐久性の高い素材を用いたシンプルで頑丈なデザインが特徴。名前の由来は諸説ありますが、労働者が重労働に耐えうる服として愛用した歴史があります。防寒性に優れ、カジュアルな作業着やアウトドアに適しています。無骨な風合いが魅力で、ワークウェアとしての個性を楽しめるアイテムです。

な行

ナポレオンコート(napoleon coat):コート

ナポレオンコートは、フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトに由来するコートで、その名は彼が愛用したことから広まりました。特徴は肩にかかるケープ状の飾りや大きな襟、ダブルブレストの前立てなど、軍服の要素を多く持つ点です。防寒と防風を兼ね備え、重厚で威厳あるシルエットが魅力。19世紀の軍服をベースにしているため、フォーマルでかつクラシックな雰囲気を醸し出します。現代では、歴史的ファッションとしてだけでなく、冬のアウターとしても個性的なスタイルを楽しむ人に支持されます。素材は主に厚手のウールで作られ、防寒性も高く、厳しい冬の季節に適しています。ケープは防風の役割を果たすと同時にデザインアクセントとなり、着る人の存在感を高めます。

ノーカラーコート(no collar coat):コート

ノーカラーコートはその名の通り、襟がないシンプルなデザインのコートで、ミニマルでモダンな印象を与えます。襟なしのため首元がすっきりと見え、レイヤードスタイルに適した万能アイテムです。前開きでボタンやホックで留めるタイプが一般的で、素材や丈のバリエーションが豊富。秋から春にかけての軽めのアウターとして活躍し、ビジネスカジュアルやきれいめのコーディネートに合わせやすいのが特徴です。襟がないことで顔周りがすっきりし、女性的にも男性的にも着こなせるユニセックスなデザイン。装飾を抑えたシンプルさはトレンドを問わず長く愛用できる点も魅力です。

は行

ハドソンベイコート(hudson’s bay coat):コート

ハドソンベイコートは、カナダのハドソン湾会社に由来するウール製の伝統的なコートです。特徴は厚手のウールを使い、保温性が非常に高い点で、特に寒冷地で重宝されました。デザインはゆったりとしたシルエットで、防寒性を重視しながらも、ハドソンベイの象徴である色鮮やかなストライプ模様がアクセントになっています。カジュアルからアウトドアまで幅広いシーンで着用可能で、寒い冬の外出に適した一着です。素材のウールは耐久性に優れ、長く愛用できる点も魅力。防寒性と歴史的背景を兼ね備えたクラシックなコートとして人気があります。

ハーフコート(half coat):コート

ハーフコートは、丈が腰から膝上程度の中間丈のコートで、動きやすさと保温性をバランス良く兼ね備えています。名前の由来は、ロングコートの半分程度の長さであることからで、比較的軽快な印象を与えます。デザインはシンプルで、シングルまたはダブルブレストの前立て、ベーシックな襟付きが一般的です。ビジネスや普段使いのアウターとして広く使われ、春秋の中間季節に最適。素材はウールやコットン混紡など多様で、季節に合わせて選べる点が魅力。スタイリングしやすく、幅広い年齢層に支持されています。

バルマカーン(balmacaan):コート

バルマカーンはスコットランド発祥のコートで、その名は製作者であるバルマカーン伯爵に由来します。特徴はゆったりとしたストレートなシルエットと、ラグランスリーブ、ラウンドした襟(スタンドカラー)で、シンプルかつ機能的なデザインが魅力です。防水や防風性に優れた素材で作られ、特に雨の日や風の強い日に適しています。丈はヒップや膝上が一般的で、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く対応。タイムレスなデザインで男女問わず愛用されており、英国クラシックスタイルの代表的なアイテムです。

バレルコート(barrel coat):コート

バレルコートは筒状(バレル=樽)をイメージした丸みのあるシルエットが特徴のコートです。デザインはややボリューム感があり、肩から裾にかけて丸みを帯びたフォルムが女性らしい印象を与えます。丈は膝上から膝丈で、ゆったりとしたシルエットが動きやすさと着心地の良さを両立。防寒性は中程度で、秋冬のカジュアルシーンに適しています。素材はウールやウール混紡が多く、上品でエレガントな印象。モダンでフェミニンなデザインは日常使いからフォーマルまで幅広く使われます。

ピーコート(pea coat):コート

ピーコートは元々海軍の防寒用ジャケットで、19世紀のオランダ語「pijjakker」に由来します。特徴は重厚なウール素材、ダブルブレストの前立て、大きなボタン、ショート丈で動きやすい点。襟は幅広く折り返しが可能で、風よけとしても機能的です。耐久性と防寒性に優れ、アウトドアやカジュアルシーンで人気。現代ではファッションアイテムとしても定番で、男女問わず幅広い層に支持されています。タフでクラシカルな雰囲気が魅力です。

ファーコート(fur coat):コート

ファーコートは動物の毛皮を用いたコートで、豪華で暖かいことが最大の特徴です。名称は素材そのものの「ファー(毛皮)」に由来します。昔から高級感の象徴として扱われ、フォーマルなパーティーや冬のイベントでの着用に適しています。天然の毛皮の他、近年はエコファーと呼ばれる合成素材も増え、動物愛護の観点から代替素材の人気も高まっています。デザインはロングからショートまで多様で、柔らかな質感と保温性の高さが冬のファッションを格上げします。

ファンシーコート(fancy coat):コート

ファンシーコートは装飾性やデザイン性を重視したコートの総称で、名前は「華やか」「派手」という意味の英語“fancy”に由来します。刺繍やレース、ビーズなどの装飾が施されることが多く、特別なイベントやパーティー、舞踏会など華やかな場面で着用されます。素材や形状も多種多様で、着る人の個性を引き立てるアイテムとして位置づけられています。機能性よりも見た目の美しさが優先されるため、着用シーンは限られますが、ファッションのアクセントとして根強い人気があります。

フィールドコート(field coat):コート

フィールドコートは軍用のフィールドジャケットに由来し、実用性を重視したミリタリーコートです。特徴は多くのポケット、耐久性のある素材、調節可能なウエストベルトや袖口があり、動きやすさと収納力が高い点。丈は膝丈やや長めで、防寒と防風に優れています。アウトドアやカジュアルシーンで多用され、機能美とタフさが魅力。トレンディなミリタリースタイルとして、男女問わず人気があります。

ブランケットコート(blanket coat):コート

ブランケットコートはその名の通り、毛布(ブランケット)のような厚手で柔らかい素材を用いたコートです。ゆったりとしたシルエットで、暖かさと包み込まれるような着心地が特徴。デザインはシンプルで、丈は膝上からロングまで様々。カジュアルな冬の外出に最適で、リラックス感のあるスタイルに合わせやすい。近年はウール混紡やフェイクウール素材も多く、秋冬の定番アイテムとして根強い人気があります。

プリンセスコート(princess coat):コート

プリンセスコートは女性らしいシルエットを強調したコートで、ウエストラインが絞られ、裾が広がるフレアラインが特徴です。名前は「お姫様」を意味するプリンセスから。エレガントでフェミニンなデザインは、フォーマルからデイリーまで幅広く使われます。素材はウールやカシミヤなど高級感のあるものが多く、秋冬のきれいめコーデに欠かせません。体のラインを美しく見せるため、着用時の印象が非常に華やかです。

フロックコート(frock coat):コート

フロックコートは19世紀に流行したロング丈の男性用コートで、フォーマルな場での着用が一般的でした。丈は膝丈以上で、ウエストが絞られたタイトなシルエットが特徴です。起源は英国の伝統衣装にあり、貴族や紳士の正装として使われました。装飾的なボタンやラペルがあり、クラシックで格式高い印象。現代では結婚式や公式行事などの礼服として限定的に用いられますが、歴史的ファッションの一環としても注目されています。

ベンチコート(bench coat):コート

ベンチコートは主にスポーツ観戦など屋外で長時間座るシーンを想定した防寒コートです。丈は長めで膝から足首まで覆い、厚手の中綿やダウンで保温性が高いのが特徴。名前は「ベンチ(長椅子)」に由来し、寒い観戦席での使用に最適です。デザインは機能的でシンプル、風を通しにくい素材が多用されます。冬の屋外イベントや通勤時の防寒着としても人気で、実用性重視のアウターです。

ボアコート(boa coat):コート

ボアコートは、羊毛のようにふわふわとした毛足の長いボア素材を使用したコートで、その名前は「ボア(boa)」からきています。柔らかく保温性が高いのが特徴で、冬のカジュアルスタイルに多く取り入れられています。デザインはオーバーサイズやショート丈が多く、ゆったりとしたシルエットで動きやすさも兼ね備えています。ボア素材は見た目に暖かく、触り心地も良いため、リラックスした印象を与えます。アウトドアやデイリーシーンでの防寒着として人気があり、トレンド感のあるアイテムとして若年層にも支持されています。軽量ながら保温力に優れ、機能性とファッション性を両立した冬の定番アウターです。

ポケッタブルコート(pocketable coat):コート

ポケッタブルコートは、その名の通り「ポケットに収納可能」な軽量コートを指し、旅行や急な天候変化に対応できる利便性が特徴です。コンパクトに折りたためる設計で、バッグに入れて持ち運びやすいのが大きな魅力。素材は撥水加工や防風性の高いナイロンやポリエステルが多く、雨や風の日に便利です。シンプルでミニマルなデザインが多く、春や秋の気温変化に対応できる軽めのアウターとして活用されます。アウトドアや街歩き、通勤通学など幅広いシーンで実用性を発揮し、機能性重視の現代的なアイテムとして注目されています。

ボックスコート(box coat):コート

ボックスコートは直線的でゆったりとしたシルエットが特徴のコートで、「ボックス(箱)」のように四角い形状から命名されました。肩幅が広く、ドロップショルダーで体にフィットしないため動きやすく、重ね着もしやすいデザインです。丈は膝丈前後が一般的で、防寒性と快適さのバランスが良いのも特徴。素材はウールやツイードが多く、ビジネスやカジュアル両方に対応できるシンプルな佇まい。洗練されたミニマルな印象があり、モード系やクラシックスタイルのコートとしても人気があります。

ポロコート(polo coat):コート

ポロコートはイギリスのポロ競技から派生したコートで、乗馬用の防寒着が起源です。ダブルブレストの前立て、大きめのラペル、丈は膝丈からロングまで多様で、上品でクラシカルなデザインが特徴です。厚手のウールやキャメルヘアを用いることが多く、冬の防寒に優れています。ビジネスシーンやフォーマルな場面に適しており、伝統的な英国紳士の装いの一環としても定着しています。機能性とエレガンスを兼ね備えたタイムレスなアイテムとして、世代を超えて支持されるコートです。

ポンチョ(poncho):ポンチョ

ポンチョは南米の先住民族に起源を持つ伝統的な衣装で、名前はスペイン語の「poncho」に由来します。布を四角く切り中央に頭を通す穴が開いた形状で、袖がなくゆったりと体を覆うデザインが特徴です。防寒性と動きやすさを兼ね備え、雨具としてのレインポンチョやファッションアイテムとして多様な素材と柄で展開されています。カジュアルなアウトドアやフェス、リラックスシーンに最適で、独特のシルエットが個性的なアクセントとなります。現代ファッションにおいても多彩なスタイリングが可能なユニークなアイテムです。

ま行

マキシコート(maxi coat):コート

マキシコートは「マキシマム(最大)」に由来し、足首やくるぶしまで届くような非常に丈の長いコートを指します。1960年代末から1970年代にかけて流行したアイテムで、エレガントかつドラマティックな印象を与えるのが特徴です。素材はウールやカシミアなどの厚手で暖かい生地が一般的で、防寒性も高く、冬のアウターとして重宝されます。シルエットはタイトからAラインまで様々で、トレンドによって変化します。フォーマルなドレススタイルからモード感のあるストリートファッションまで幅広く対応し、ボリューム感を活かしたレイヤードスタイルにも最適。特に女性の間で人気が高く、着こなしに華やかさを加える主役級のアイテムです。

マッキノー(mackinaw):コート

マッキノーは、北米の開拓時代に由来し、カナダやアメリカ北部で寒冷地作業用として用いられた厚手ウール製のショートコートを指します。名前の由来はカナダ・オンタリオ州の「マキナック地方(Mackinac)」から。主にタータンチェック柄が特徴で、ダブルブレストの前立てや大きめのボタン、ベルト付きのウエストデザインが多く見られます。優れた防寒性と耐久性を持ち、森林作業やアウトドア、ミリタリーウェアのルーツとしても知られています。今日ではヴィンテージやアメカジスタイルの定番として愛され、ファッション性と実用性を兼ね備えたクラシカルなコートとして多くの支持を集めています。

マント(mantle):マント

マントはラテン語の「mantellum(覆うもの)」に由来し、肩から羽織る袖のない外套型の衣服です。古代ローマ時代から存在する歴史的な衣装で、中世の貴族や聖職者などの正装にも用いられました。現在のマントは、クラシカルなシルエットを持ちつつも、モード感あるアウターとして再評価され、冬場にはウールやカシミア製で防寒性も確保されています。ケープやポンチョと類似していますが、より重厚で格式高い印象があります。フォーマルドレスとの相性が良く、舞台衣装や特別なイベントの装いとしても使われます。性別を問わず着用可能で、ドラマティックな演出に適したアウターです。

モッズコート(mods coat):コート

モッズコートは1960年代の英国ロンドンで流行した「モッズ(モダニスト)」カルチャーの若者たちが愛用したことから名付けられました。正式にはアメリカ軍のM-51パーカーを原型としたミリタリーコートで、フィッシュテールと呼ばれる後ろ裾の割れたデザインや、ライナー付きの防寒構造、フード付きのディテールが特徴です。オリーブグリーンが定番カラーで、実用性とファッション性を兼ね備えたカジュアルアウターとして人気を博しました。現代ではストリートやモードスタイルに取り入れられるほか、ユニセックスでの展開も多く、季節の変わり目に活躍する万能アイテムです。

モーニングコート(morning coat):コート

モーニングコートは19世紀のイギリスで、昼間の正式な礼装として誕生した燕尾型のテールコートです。ジャケットの前がカットされて短く、後ろに向かって長く流れるような裾が特徴で、シルクの襟や比翼仕立て、縫い付けのウエストシームなどがクラシカルな印象を与えます。主に結婚式や公式行事、式典など格式の高い場で用いられ、ジャケット、ベスト、ストライプパンツの3ピースで構成されることが一般的です。現代ではタキシードやフロックコートと並ぶ正礼装として、特別な日の着用が推奨される格式高いアイテムです。日本では皇室行事でも見られます。

ら行

ライナーコート(liner coat):コート

ライナーコートは、もともと防寒のためにアウターの内側に取り付ける「ライナー(裏地)」を着脱可能な構造にしたことに由来します。近年では単体でも着用可能なデザインが増え、軽量で実用的なアウターとして人気を集めています。キルティング加工されたナイロンやポリエステルなど軽快な素材が多く、コンパクトに折りたためる利便性も魅力です。カジュアルなデイリーユースから、ミリタリーテイストを取り入れたストリートスタイルまで幅広く活用され、インナーダウンや中綿コートとしても機能します。防寒性と汎用性に優れ、レイヤードスタイルを楽しむ現代的なコートとして定着しています。

ラグランコート(raglan coat):コート

ラグランコートは、袖の付け方に特徴があり、「ラグランスリーブ」と呼ばれる肩から斜めに袖が続くパターンを採用したコートを指します。この袖付けは、19世紀の英軍ラグラン卿にちなんで命名され、動きやすさを重視した設計が特徴です。肩の切り替えがないため、丸みを帯びたやわらかなシルエットとなり、リラックス感のある印象を与えます。ウールやギャバジン素材などで仕立てられ、秋冬の定番アウターとして定着。ビジネスにもカジュアルにも対応し、年齢や性別を問わず着用できる汎用性の高いコートです。インナーを選ばず、重ね着しやすい点も人気の理由です。

ラップコート(wrap coat):コート

ラップコートは「包む」という意味の“wrap”に由来し、前開きをボタンで留めず、布を重ね合わせてベルトなどで結ぶ構造のコートです。このシンプルかつエレガントなデザインは、女性用アウターとして特に人気があり、ウエストを絞ることでスタイルアップ効果もあります。素材はウールやカシミアなどの高級感ある生地が多く、柔らかなシルエットとドレープ感が魅力。フォーマルにもカジュアルにも対応し、トレンドに左右されにくい上品な印象を与えます。冬のエレガントなアウタースタイルとして重宝され、さっと羽織るだけで洗練された雰囲気を演出できます。

ラボラトリーコート(laboratory coat):コート

ラボラトリーコートは、科学者や医療従事者などが実験や作業時に着用する「白衣」に由来するコートです。機能性を重視したシンプルなデザインで、前開きの比翼仕立てや大きなパッチポケットが特徴。ホワイトを基調とした清潔感のある色味が一般的ですが、近年はファッションアイテムとしてモディファイされたモデルも登場しています。ワークウェア由来の実用性と無駄のないミニマルな美しさが評価され、ユニセックスで着用可能。都会的なモードスタイルやミニマルファッションの一部として、コートの枠を超えた表現を可能にするデザインアイテムとしても注目されています。

ランチコート(ranch coat):コート

ランチコートはアメリカのカウボーイ文化に起源を持ち、「ランチ=牧場」での作業用として着用された防寒性の高いコートです。主にスエードやウールの厚手素材が用いられ、襟元や裏地にボアやシェルパライニングが施されるのが特徴です。胸元や腰にフラップポケットが付き、実用性とタフな印象を兼ね備えたデザインが魅力。耐久性と保温性に優れ、冬のアウトドアやカジュアルスタイルに適しています。アメカジやウェスタンテイストの定番アイテムとして人気が高く、ヴィンテージライクな風合いを活かしたスタイリングにも取り入れられています。

リバーシブルコート(reversible coat):コート

リバーシブルコートは、その名の通り裏表どちらでも着用できるデザインのコートで、一着で二通りの表情を楽しめるのが最大の魅力です。表と裏で色や素材、柄が異なることが多く、コーディネートの幅を広げるアイテムとして重宝されます。構造上、縫い目や縫製技術に工夫が必要で、リバーシブル対応の丁寧な仕立てが求められます。ウール、ナイロン、キルティングなど様々な素材で展開され、シーンに応じてフォーマルとカジュアルを使い分けることも可能。旅行や出張など荷物を減らしたい場面にも便利で、ファッション性と機能性を両立した賢いアウターです。

レインコート(raincoat):コート

レインコートは、雨天時に身体や衣服を濡らさないよう防水・撥水加工が施されたコートです。ゴム引き布やナイロン、PVCなどの水を通しにくい素材で作られており、縫い目の防水処理も施されることが一般的。デザインはフード付きや比翼ボタン、長めの丈など、雨をしっかり防ぐ工夫が随所に見られます。カラーや柄も豊富で、アウトドアブランドからモード系まで多様な展開があります。機能性重視のイメージが強いアイテムですが、近年はデザイン性にも優れたものが増え、タウンユースや通勤・通学用としても人気です。折りたたんで持ち運べる軽量タイプも多く、実用性に優れています。

ローデンコート(loden coat):コート

ローデンコートは、オーストリアのチロル地方で生まれた伝統的な防寒用コートで、「ローデンクロス」と呼ばれる縮絨加工された厚手ウールを使用しています。独特の深い緑色が特徴で、もともとはハンティングや乗馬用として用いられていました。デザインはストレートなロング丈に、比翼仕立てやターンナップカフス、襟元のタブなど、クラシカルで上品なディテールが満載です。優れた防風性と撥水性を持ち、秋冬のフォーマルなアウターとしてヨーロッパを中心に支持されています。伝統と機能を両立する逸品であり、英国風クラシックスタイルにもよく馴染みます。

ロングコート(long coat):コート

ロングコートは、膝下から足首にかけての丈感を持つ長めのコート全般を指し、その名の通り「長いコート」というシンプルな由来を持ちます。定番としてはチェスターフィールドコートやトレンチコート、ラップコートなどが含まれ、素材やデザインも多様です。身体全体を包み込むようなシルエットで防寒性が高く、冬の主役アウターとして活躍します。縦のラインを強調するためスタイルアップ効果もあり、エレガントで落ち着いた印象を演出。ビジネスシーンからフォーマル、カジュアルまで対応できる汎用性の高さが魅力です。トレンドやシーンに応じて、スリム・オーバーサイズなど多彩な選択肢があります。

ファッション用語集ナビは、ファッションに関する用語をわかりやすく探せるように構成されたガイドです。カテゴリごとに整理されており、各アイテムページへのアクセスもスムーズに行えます。リンクをたどることで、目的の用語にすばやく到達できるようになっています。各カテゴリページでは、ファッションアイテム名が50音順に並べられており、そこから詳細な説明をご覧いただけます。アイテムの特徴や名称の由来、着こなしのポイントなども紹介しており、理解を深める手助けとなる内容です。


ファッション用語集

ファッションアイテム

スーツ

ドレス・ワンピース

ジャケット

コート

シャツ・ブラウス

ニット・カットソー

ベスト

パンツ

スカート

インナー

その他のアイテム

服種

服飾雑貨

帽子

眼鏡

タイ・スカーフ

手袋

ベルト

ソックス

シューズ

バック

時計

装身具

ディテール

襟/衿:カラー

ネックライン

ショルダーライン

ポケット

カフス

ディテール:その他

シルエット・ライン

ルック・スタイル・感覚

デザインとアート

カラー:色

縫製

規格・サイズ

歴史服

民族衣装

ファッションビジネス

デザイナー・クリエーター・ブランド

ファッションマガジン